鉄道 バス輪行!

折畳自転車を折りたたんでの積極運用を目指す南風としましては、もっと身近に乗れる交通手段にて輪行する人が増えてもらいたい!というわけで、鉄道などでの輪行にも積極的に取り組んでまいりました。自転車文化が成熟したヨーロッパ並み、、とはいかないのが日本の現状です。それをどう変えていくのかを今まで考えてきました。店頭にてお話しできれば幸いです。

 

1)混雑する時間はできるだけ避けて、、

基本的に鉄道などでは、乗り込む客を制限することができません。場合によっては、この自転車邪魔だ、、ということになりかねません。出来れば、混雑状況などに関して事前に調べておけるといいのですが、、。自転車を置いて、邪魔になりにくい場所、というのもありますので、そこに置けるといいですね。また、高速バスなどは、荷物が多い時は自転車の持ち込みを制限することがあるようです。逆に乗車率が低い時は、折り畳み自転車くらい小さくなるものは、トランクではなく客室に乗せてもいいよ、、と言っていただけることもあります。運転手さんの指示にきちんと従いましょう。

 

2)袋は要るのか?

ヨーロッパなどの先進地域では、剥き身で自転車を載せたり、畳めない車両をそのまま載せたり、、ということが行われていますが、日本では袋に入れることを要求されます。ヨーロッパ並みになる前段階として、まずは自転車とともに交通機関に乗る人を増やしましょう。その時に注意が必要なのが、旧国鉄時代に確立された現在のルールが、「キャスター折畳自転車」には厳密には対応しておりません。厳密には、現在は現場のご理解で受け入れてもらっているような状況です。また、ロード自転車の緊急避難法として認識されている「ゴミ袋輪行」も、場合によっては乗り入れを断られる場合があるようです。気を付けましょう。

このあたりはWEBで表記しますと誤解を招く恐れがあります。当店とご縁のあったお客さんのご迷惑になるわけにはまいりませんので、詳細は店頭にてお尋ねください。きちんとご説明させていただきます。

 

3)大事なことは譲り合いと気配り

私も、折畳車を電車に乗せて、、、というのは何度もやってきましたが、大事なことは、受け入れる側への気配りなんだろうなぁとしみじみ思う次第です。

残念ながら、現在の日本では「自転車を交通機関に持ち込む」という行為そのものは、いまだ文化として受け入れられているとは言えないと思います。「どうすればいいのか」というコンセンサスがない中、持ち込む側と、受け入れる側、、出来ることは綺麗事かもしれませんが相手側への気配りだ、、と思うわけです。写真は、自転車仲間とツアーに行った際の写真ですが、車掌さんのご厚意で、こういった置き方をさせていただけました。車掌さん、、有難う!!持ち込む側も、こういったご厚意に甘えることなく、受け入れ側への気配りを忘れないようにしたいものですね。 そういった気配りで丸く収めるのは私たち日本人の得意技のはずです!

 

 

こうやって、自転車と乗り込む人が平穏無事に増えていけば、それに見合った社会、ルールがもたらされるでしょう。現在私たちはその過渡期にいると思います。新たな文化を作る気持ちで取り組みたいものですね。